fc2ブログ
懐かしい風景を求めて
懐かしいもの、昭和なもの大好きな変わり者です。 旅行に写真にドライブに野球に酒に多趣味な管理人が気ままに書いてます。
プロフィール

ねじまき

Author:ねじまき
中高時代は鉄道好き、大学以降は旅行好き、社会人でカメラに目覚め、ここ数年でまた鉄道熱が復活した管理人です。
表題の通りノスタルジックな風景が大好きで、廃墟・ホーロー看板・木造駅舎・商店街・坂道・酷道などをこよなく愛す変な人です。



閲覧ありがとうございます!



アクセスランキング

[ジャンルランキング]
旅行
137位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
15位
アクセスランキングを見る>>



最新記事



最新コメント



カテゴリ



最新トラックバック



月別アーカイブ



フリーエリア

沖縄 旅行情報
沖縄旅行情報



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



2021.3 近鉄吉野線を行く もくじ
DSC_0335.jpg

近鉄吉野線を行く 全15回(2021年3月、日帰り)

第1回 高取・土佐街道の町並み
第2回 市尾駅と大阿太駅
第3回 下渕マーケット
第4回 下市の町並み~前編
第5回 下市の町並み~後編
第6回 上市の町並み~前編
第7回 上市の町並み~後編
第8回 吉野の桜~中千本(1)
第9回 吉野の桜~中千本(2)
第10回 吉野の桜~下千本
第11回 高田千本桜
第12回 大和高田の町並み~前編
第13回 大和高田の町並み~後編
第14回 穴虫二上の町並み
第15回(最終回) 駒ヶ谷の町並み

お題のとおりに近鉄吉野線をめぐっていたのは第10回まででしたね。
まぁ南大阪線も吉野線とセットみたいなもんですし、駒ヶ谷でも辛うじて桜も見れたので
ヨシとしましょう。お願いします(笑





スポンサーサイト



2021.3 近鉄吉野線を行く 第15回(最終回) 駒ヶ谷の町並み
DSC_0570.jpg

この日の最後に訪問したのは県境を越えて大阪府羽曳野市の駒ヶ谷駅。
木造と言われたら木造に見えるような平屋建て駅舎。木造かどうかは不明。

駒ヶ谷駅(大阪府羽曳野市駒ケ谷)
1929年の路線開業時に開業。2013年に無人化されています。
羽曳野市の中心地の少し手前の住宅街にある駅で、2021年度の一日平均乗車人員は
1,338人とまあまあいらっしゃいます。

DSC_0574.jpg

駒ヶ谷は大阪と奈良盆地を結んだ竹内街道沿いの古い町並みが残るということで
そちらを目的にやって来ました。駅前の小さな川を渡った先、駅からのアクセスは至便。
因みにこの上の写真に写っている細い道が国道166号線にあたる訳ですが、
天下の国道には全く見えませんね。

DSC_0576.jpg

竹内街道に入ってすぐ、左手に分かれていく細道は両サイド並ぶ板壁がとても印象的。

DSC_0579.jpg

左手の家屋のは高知で見られる水切り瓦のようにも見えます。

DSC_0582.jpg

この地域は竹内街道沿いの集落として栄えたものの竹内街道がメインルートから外れて
からは衰退、江戸時代には綿花の栽培が盛んになり、作物は近代にブドウを始めとした
果物に変化する、という歴史を刻んで来ています。

DSC_0584.jpg

初っ端から竹内街道を外れましたがここで街道筋に復帰。
重厚な古民家ながら屋根には太陽光パネルが設置されている物件が目印。

DSC_0587.jpg

街道沿いにクランクしながら進むと、桜が咲いた神社がありました。
こちら杜本神社という柏原と羽曳野に一社ずつある神社だそうです。

DSC_0590.jpg

本旅行記は「近鉄吉野線を行く」と題しておきながら既に吉野線からは離れており、
また桜のネタも中心に書いていながらしばらく桜の写真も途切れるという、本題や当初の
趣旨から逸れつつある中、ここで桜の要素を補充できたのは良かったです。

DSC_0595_202303041708108ca.jpg

杜本神社に参拝し、参道から桜越しの駒ヶ谷の町並みを眺めました。

DSC_0596.jpg

ラストは竹内街道からまた外れて、今度は街道の南側の裏路地を迷い歩き。

DSC_0598.jpg

裏路地にも素敵な物件が潜んでいる駒ヶ谷、想像以上に見応えアリでした。

DSC_0602_20230304170835ec1.jpg

Googleマップでもよく分からない裏路地エリアを気ままに撮り歩き、再び竹内街道から
駅へと復帰しました。

DSC_0572.jpg

最後は駅のすぐ前にあったチョーヤ梅酒株式会社の本社。
全国的にも知られた会社ですが、ここが本社だったとは意外。

という訳で、本旅行記最後はチョーヤ締めとなりました。(これでよいのかは不明)
お付き合い頂きまして、有難う御座いました。

今年はまた桜が早いですね。見頃の見極めに毎年苦労しております。
さてさて、今年はどこの桜を見に行きましょうかね…。




2021.3 近鉄吉野線を行く 第14回 穴虫二上の町並み
DSC_0539.jpg

DSC_0541.jpg

DSC_0542.jpg

DSC_0545.jpg

DSC_0546.jpg

DSC_0548.jpg

DSC_0549.jpg

DSC_0555.jpg

DSC_0557.jpg

DSC_0559.jpg

DSC_0564.jpg

DSC_0565.jpg

DSC_0566.jpg

あとは大阪に戻りながらの町歩き。
大和高田から4駅、二上駅で下車し、駅の南側にある古い町並みを撮りながら
1km弱離れた南大阪線の二上山駅までを歩きました。

町並みは二上駅の南西寄りがメイン。駅前から真っすぐ南下する道ではなく、その西側。
古い町並みが見られる筋はかつて大阪と奈良を結んだ峠越え(二上山越え)の旧道に
あたる通りになります。自分はまずは大坂山口神社までを歩き、そこから二上山駅へ。
二上山があるので駅名は二上と二上山ですが、地名は穴虫になります。

二上山越えの旧道沿いには塀で囲まれたお屋敷が多く見られ、見応えのある風景が
続きます。また二上山駅に向かっては勾配を上がって行くことになるので、高低差のある
風景になるのもポイント高いですね。なお、通りはとても狭い上、両側に側溝があるので
車では走りたくない道でした。歩くに限りますね…。

さて、高田市内で南大阪線から大阪線へと移動しましたが、ここ二上で再び南大阪線へ。
二上山駅から県境を越えて大阪府へ。
あとは帰るだけなんですけど、最後にもう一ヶ所だけ立ち寄りましたので次回その様子を
紹介して最終回としたいと思います。。。



続く




2021.3 近鉄吉野線を行く 第13回 大和高田の町並み~後編
DSC_0490.jpg

前回記事のラスト、本郷通りアーケード(撤去済み)の北側から始まるアーケード。
天神橋筋商店街さざんかストリートです。大阪の超有名商店街と同じ名前ですね。

DSC_0493.jpg

3人並ぶのが精一杯くらいの広さの通りに中小店舗が並びます。
採光性の高いアーケードで内部も結構明るい雰囲気です。
かつてはとても賑わっていたようで、「奈良の心斎橋」とも呼ばれたとか。

DSC_0497_2023030417023638f.jpg

天神橋交差点から先は天神橋西商店街が続きます。
さざんかストリートに比べるとかなり暗い感じ。

なお天神橋交差点の県道5号線はかつて高田川が流れていた筋とのことで、
交差点のところに天神橋という橋が架かっていたのが名称の由来です。

DSC_0498_202303041702494ba.jpg

県道5号線のすぐ東側に並行する裏通り。ジメっとした気持ち怪しげな空気感で暗渠っぽい
通りかと思いましたが、県道が旧高田川ということはここは川じゃないですね。

DSC_0501.jpg

天神橋西商店街アーケード内。
暗い。でもそれも良い。

DSC_0504.jpg

暗さは営業店舗の少なさも原因かも知れませんね。

DSC_0507.jpg

天神橋西商店街から市町通り、南向きに撮影。

DSC_0511.jpg

数少ない営業店舗の昆布寅本店 昆布寅西井さんは1894年創業の老舗。

DSC_0513_20230304170327287.jpg

本町通りをちょっと散歩してから、再びアーケードに戻ります。

DSC_0521.jpg

ディープ加減が素晴らしい天神橋西商店街。
でもいつかはここにもアーケード撤去の波が押し寄せることになるでしょうね…。

DSC_0525_20230304170346d29.jpg

天神橋筋商店街アーケードを離れ、先ほど暗渠っぽいと書いた通りを北へと進みます。
JR高田駅前の市役所通りを過ぎたあたり、駅前の区画になるんですけど一昔前の
ような雰囲気の住宅街。歩いている通りから見ると一段低いのが分かりますね。

DSC_0527_20230304170346a7f.jpg

通り沿いにあった銭湯・高砂湯さん。
この高砂湯さんと前回記事の中央温泉さんが高田が誇る2大激渋銭湯との認識です。

DSC_0531_2023030417040000f.jpg

高砂湯さんは営業中ですが、ちょいと先の予定もあるので今回は入浴はしません。
うーん、また2つの銭湯をハシゴしに来ないといけませんな。

DSC_0534.jpg

そのまま近鉄大阪線の大和高田駅まで歩いて高田散策は終了。

それにしても近鉄大阪線が大和高田駅で近鉄南大阪線が高田市駅でJRが高田駅、
どれが何駅だったか時々分からなくなります…。



続く





2021.3 近鉄吉野線を行く 第12回 大和高田の町並み~前編
DSC_0447.jpg

近鉄高田市駅前から東向きに始まるアーケード商店街。
高田市駅前商店街(タカダウォーク)、そのまんまなネーミングですが、
飾ってなくて良いと思います。

DSC_0450_2023030417011515d.jpg

東西に約120m続くアーケード商店街。
中ほどにある泉尾精肉店さんはとてもレトロで思わず一枚。

DSC_0452.jpg

高田市駅前商店街アーケードの終盤に北向きに別のアーケードが分岐します。

DSC_0453.jpg

コチラの名前はかたしお遊とおり。最初の高田市駅前商店街の他、近隣のあと
ふたつの商店街とを合わせ、計4つの通りを纏めて片塩商店街と称します。

DSC_0456_20230304170133e97.jpg

かたしお遊とおりから高田市駅前商店街との交差点を振り返って。
商店街の往来はまばらかな。何となく自転車の通り道になっているような感じ。

DSC_0460_202303041701364dd.jpg

国道168号線、片塩ロータリー東交差点にあった味わい深いたこやき屋さん。
味わい深いのはたこやきじゃなくて外観ですけど。

DSC_0462_20230304170136c4c.jpg

そのまま北上を続けると、もう一本の国道168号線に出ます。

DSC_0464.jpg

こちらの国道168号線は旧道で狭く、西向きの一方通行の道路になっています。
歴史ありそうな通りで、沿道には古い物件が散見されます。

DSC_0475_20230304170158c31.jpg

本郷通りに入って更に北へ。
通り沿いの永和町の町並みもなかなか面白いものでした。

DSC_0481_20230304170201eb3.jpg

同じく本郷通り、本郷町にある激渋銭湯・中央温泉
内部もレトロでタイル絵が凄いらしいですけど、この日は定休日。定休日が5の倍数の日と
変則的なのと、営業時間も14:00~17:30と短いので訪問難易度はちょっと高いですかね。

DSC_0483_2023030417020150e.jpg

佛願寺さんの桜が綺麗。
本郷通りの北端部分にとても短いアーケードがありました。

DSC_0487.jpg

アーケードの長さはわずかに30m。内部の時は動きを止めているようです。
かつては本郷通り商店街として、歩いて来た南側の通りにもアーケードが続いていた
ようですが2006年頃に解体されてこのかたちに。

DSC_0489.jpg

北側に抜けたところから振り返って撮影。
短いですが味のある、懐かしい風景でした。

そして今調べて知りましたが、この30mのアーケードも既に撤去されてしまったようです…。
全国的にアーケード撤去の流れは止められませんね…。
消えてしまうまえに写真に残していくしかありません。



続く